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2023.12.02

ウェルビーイングと離職率の低下について

現代のビジネス環境において、従業員のウェルビーイング(幸福・健康)は、企業の成功における重要な要素となっています。ウェルビーイングの向上は従業員のモチベーションを高め、生産性を向上させるだけでなく、離職率の低下にも寄与します。本ブログでは、ウェルビーイングの重要性、具体的な施策、そしてそれが離職率に与える影響について詳しく探ります。

ウェルビーイングの重要性

ウェルビーイングは単なる健康状態にとどまらず、身体的、精神的、社会的に良好な状態を指します。従業員のウェルビーイングが高い企業では、以下のような効果が期待できます。

  1. 生産性の向上:従業員が健康で満足していると、集中力が高まり、効率的に仕事をこなすことができます。
  2. 創造性とイノベーションの促進:幸福な従業員は新しいアイデアを出しやすく、積極的にイノベーションに取り組む傾向があります。
  3. 企業文化の改善:ウェルビーイングに配慮する企業文化は、従業員の帰属意識を高め、チームワークを強化します。
  4. コスト削減:健康管理やストレス対策に取り組むことで、医療費や欠勤によるコストを削減できます。

ウェルビーイング向上の具体的施策

従業員のウェルビーイングを向上させるためには、以下のような具体的な施策を実施することが有効です。

1. 健康管理プログラムの導入

  • 定期的な健康診断の実施や健康相談窓口の設置
  • フィットネスプログラムやスポーツイベントの開催
  • 健康的な食事の提供や栄養指導

2. メンタルヘルスケア

  • ストレス管理セミナーやカウンセリングサービスの提供
  • メンタルヘルス休暇の導入
  • フレキシブルな勤務時間やリモートワークの推奨

3. 職場環境の改善

  • 快適なオフィス環境の整備(エルゴノミクス家具の導入、休憩スペースの充実)
  • 仕事と生活のバランスを考慮した制度の導入(フレックスタイム、時短勤務制度)

4. キャリア開発支援

  • スキルアップやキャリアアップを支援する研修プログラムの提供
  • メンター制度やコーチングの実施
  • 公正な評価と昇進機会の提供

5. コミュニケーションの促進

  • オープンドアポリシーの導入による上司との自由な対話の促進
  • 定期的なフィードバックセッションや一対一の面談
  • チームビルディングイベントや社内コミュニケーションツールの活用

ウェルビーイングと離職率の関係

ウェルビーイングの向上が離職率の低下に直接的な影響を与えることは多くの研究で証明されています。幸福度が高い従業員は欠勤率が低く(George,1989)、離職率が低い(Donovan,2000) というデータから、プレゼンティーイズム(出勤しても健康な状態でないために、集中力や意欲が減退することにより失われる損失)を減少させたり(健康経営的側面)、あるいは、幸福度の高い社員は低い社員に比べて、創造性は3倍高く、生産性は31%、売上は37%高い(Lyubomirsky, King, Diener)などのポジティブ心理学やウェルビーイング研究の結果が明らかになってきています。

1. ギャロップ社のウェルビーイングレポート

ギャロップ社の調査によると、従業員のウェルビーイングが高い企業は離職率が低いことが示されています。ウェルビーイングが高い従業員は、自分の仕事に対してより高い満足感を持ち、企業への忠誠心も強くなります。

主要な発見

  • ウェルビーイングが高い従業員は、低いウェルビーイングの従業員に比べて企業にとどまる確率が41%高い。
  • ウェルビーイングの高い従業員は、病気による欠勤率が低く、健康管理コストも低い。

2. ワークフューチャー研究所の調査

ワークフューチャー研究所(Workplace Intelligence)とサミットメンタルヘルス(Summit Mental Health)の共同研究では、ウェルビーイングプログラムの導入が離職率に与える影響について調査しています。

主要な発見

  • ウェルビーイングプログラムを導入した企業では、従業員の離職率が20%減少。
  • 従業員のメンタルヘルスケアに特化したプログラムは、特に若年層の離職率低下に効果的である。

具体的な企業事例

1. Google

Googleは従業員のウェルビーイングを重視し、健康的な食事の提供やフィットネス施設の利用、メンタルヘルスサポートなど多岐にわたる施策を実施しています。これにより、従業員の満足度が高まり、低い離職率を維持しています。

2. Salesforce

Salesforceは「Ohana」文化を通じて、従業員のウェルビーイングをサポートしています。社内のコミュニティやサポートネットワークを強化することで、従業員のエンゲージメントを高め、離職率の低下に成功しています。

3. 日本の大手企業(例:リクルートホールディングス)

リクルートホールディングスは、フレキシブルな勤務時間やリモートワークの推進、キャリア開発プログラムの充実など、多様なウェルビーイング施策を展開しています。これにより、優秀な人材の確保と離職率の低下を実現しています。

結論

従業員のウェルビーイングは、企業の成功に直結する重要な要素です。健康管理、メンタルヘルスケア、職場環境の改善、キャリア開発支援、コミュニケーションの促進といった具体的な施策を通じて、従業員のウェルビーイングを向上させることが求められます。これにより、従業員の満足度とエンゲージメントが高まり、離職率の低下につながります。

企業が持続的な成長を遂げるためには、従業員のウェルビーイングに対する投資が不可欠です。現代のビジネス環境において、競争力を維持し続けるために、従業員の幸福と健康を第一に考える姿勢が求められています。

株式会社 スリーフィールズリサーチ(Three Fields Research)は、臨床心理学の視点から「新たなカタチのウェルビーイングプログラム」『WELL-BEING CHECK Plus』を開発・運営しています。このプログラムの普及を通じて、あらゆる人のしあわせの対話を支え、誰もがしあわせを語ることのできる世の中をつくりたいと考えています。一人一人異なるしあわせの在り方を理解し、日々のコミュニケーションを変えていくことで、離職率低下に繋げることが可能です。

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